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認知バイアスを知り感情改善してみよう             

名古屋生まれ メンタルヘルスケアサービス(EAP)の ユース.ウェルネスです。

人間は視覚や聴覚などから様々な情報を得ています。それらの情報を効率よく処理しようとするために認知バイアス(考え方や意見の偏り)が生じ、逆に正しい判断を狂わせてしまう事があります。

今回は、日常において誰にでも起こる認知バイアスについて紹介いたします。

目次

1. 認知バイアスとは

2. 認知バイアスの種類・具体例

3. 認知バイアスとうまく付き合う方法

4. まとめ

1.  認知バイアスとは

自分の思い込みや先入観によって、非合理的な判断をしてしまう心理現象のことです。主に原因となるのは、個人の生活習慣や過去の経験から得た固定観念、懸念などです。

認知バイアスは、人の行動を促す助けとなる場合もありますが、好ましくない状況を引き起こすこともあります。

実際に認知バイアスを完全に取り除くことは難しいです。

しかし発生する仕組みを理解した対策によって、思い込みや先入観を低減する事ができます。

2.  認知バイアスの種類・具体例

認知バイアスにはいくつかの種類があり、それぞれの現象によってとる行動が変わります。

たくさんの中から今回は、5つ紹介いたします。

ハロー効果は、後光効果とも呼ばれています。猫も後光があると有難く感じますね・・・・

3.  認知バイアスとうまく付き合う方法

認知バイアスの要因は自分が正しい、優位でありたい、願望を通したい、と思ってしまうことがほとんどです。

そのせいで、良い選択や出会いを逃してしまう可能性が高まります。

実際に大切な選択が迫ったときにの、バイアスに支配されることを防ぐ方法をご紹介します。

  • ① 違った視点に立って考える

何かを選択するとき、A案が良いと思っても一度立ち止まってみる。少数派の人の意見を聞いてみる。他の可能性は考えられないかといった視点に立って考えてみる。それにより良い選択ができるかもしれません。

  • ② 1つの情報に流されない

自分に都合の良い情報しか書かない。みんなが賛同するものが正しいと思う。そのような1つだけの情報に惑わされることなく、多くの情報を集めた上で判断する。そうすると自分に本当に必要な情報が得ることができるでしょう。

  • ③ 認知バイアスをうまく利用する

このような心理現象を逆に利用することもできます。

例えばハロー効果を利用して

自社の取引先で有名企業の事例を伝え顧客の信用を得る。

正常性バイアスを利用して

失敗して落ち込んでいる新入社員に、上司や先輩の失敗談を話して「自分も大丈夫だ」と思わせる。

ただ悪用は禁物です。

4. まとめ

そもそも認知バイアスは、人間が生きていく上で必要な能力でもあり、うまく付き合う事が大切です。

むしろ無くそうとせず意識して偏った考えや行動による選択を減らして行きましょう。

認知バイアスは主に、個人の生活習慣や過去の経験から得た固定観念、懸念などです。

固定された観念、懸念から生まれる衝動に気付き、立ち止まってみる事から始まります。

そして最初に浮かんだ仮説に先入観や主観が混じっていないか検討し、批判的な視点や様々な選択肢を持つようにする。それが認知バイアスの罠に陥らない方法です。

ユース.ウェルネのEAPカウンセリングでも、相談者様の認知バイアスにアプローチする事もあります。

ただカウンセラーの認知バイアスの押し付けにならないように、相談者の経験や価値観を大切にしながら関わっています。

他にも認知バイアスには、たくさんの種類があります。最後に有名なものを簡単に紹介致します。

実際の日常で、自分に当てはまる物があれば、ちょっと振り返ってみて今後の参考にしてみましょう。

後知恵バイアス

(物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向)

可用性カスケード

(主張を何度も聞いているうちに、真理であると確信する傾向)

可用性ヒューリスティック

(理解、決定の際に、思い出しやすい情報だけに基づいて判断する傾向)

確証バイアス

(仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視する傾向)

コントラスト効果

(比較対象によって評価が変わる傾向)

錯誤相関

(相関がないデータに相関があると思い込んでしまう現象)

真理の錯誤効果

(間違った情報や大げさな情報でも、何度も報道されているうちに本当だと考える効果)

実験者バイアス

(自分の予測と一致するデータを重視し、反するデータを無視する傾向)

心理的リアクタンス

(他人から選択を強制されたりすると、例えそれが良い提案であって反発する傾向)

バーナム効果

(曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまると捉えてしまう心理学の現象)

フォーカス効果

(最初に接した情報に引きずられ、全体像ではなく一部分の側面しか見ようとしない傾向)

イケア効果

(少しでも手間をかけると、出来上がった物への評価が高まる効果)

ヴェーバー‐フェヒナーの法則

(量が多くなると、変化に気付きにくくなる傾向)

現状維持バイアス

(何か問題が出ない限り、現状維持を望む傾向)

コンコルド効果

(費やしたコストが無駄になる恐怖から、それまでを正当化するために非合理的な判断をするようになる効果)

フレーミング効果

(同じ情報を異なる言語表現で伝達すると、異なる意志決定をする効果)

リスク補償

(リスクが高い時は安全な行動をするが、安全になるとリスクの高い行動を取る傾向)

行為者-観察者バイアス

(人の行動を根拠なくその人の「種類」によって決定されていると見る傾向があり。社会的かつ状況的な影響を軽視する傾向がある。また、自身の行動については逆の見方をする傾向がある)

システム正当化バイアス

(現状のやり方に問題があっても、未知のやり方を選択するより、慣れた現状のやり方を選択しようとする)

集団の帰属の誤り

(構成員の特徴は集団全体の特徴を反映し、集団の意思決定は個々の構成員の選択を反映すると錯覚する)

自己奉仕バイアス

(成功を当人の内面的または個人的要因に帰属させ、失敗を制御不能な状況的要因に帰属させること)

ステレオタイプ

(集団の構成員には特定の特徴があると考える傾向)

単純接触効果

(繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果)

チアリーダー効果

(集団内の人間が実際よりも魅力的に見える傾向)

内集団バイアス

(自分が属している集団には好意的な態度をとり、外の集団には差別的な態度をとるバイアス)

バンドワゴン効果

(ある選択が流行しているという情報で、その選択への支持が一層強くなる効果)

アイソレーション効果

(目立っている物が記憶によく残る効果)

一貫性バイアス

(ある人物の過去の態度や行動が、現在の態度により近いものだったと間違って思い出す現象)

ツァイガルニク効果

(達成できなかった事柄や中断している事柄を、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象)

バラ色の回顧

(過去の出来事を、その時点での評価よりも良い評価の記憶として思い出す現象)

ピーク・エンドの法則

(過去の経験をその時間や経過ではなく、絶頂時と、どう終わったかだけで判定する傾向)

望遠鏡効果

(過去の出来事を実際よりも近い出来事と思い込みやすい傾向)

モダリティ効果

(口頭でリストを説明された場合、リストの最後の方の要素が記憶に残る傾向)

ユーモア効果

(面白く説明した方が、つまらない説明よりも記憶に残りやすい傾向)

↓↓↓参考サイト

こころの絆創膏-絆でまもるいのちのあかり- | 様々な悩みに関する相談窓口の情報などを紹介するサイトです (city.nagoya.jp)

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