名古屋生まれ メンタルヘルスケアサービス(EAP)のユース.ウェルネスです。
「コミュ力があったらいいな」と思うことは、学生時代も社会人になっても思う場面はありますね。
今回は、コミュニケーションとコミュニケーション能力を向上させるための方法をご紹介します。
目次
1. コミュニケーションとは
コミュニケーションとは、他者とのやりとりにおいて自己表現、意思疎通、協調性の能力の事で「人との関係性を築く能力」です。コミュニケーションには、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションがあります。
言語コミュニケーションは、気持ちや情報などを言葉で伝えるコミュニケーションで、逆に相手から伝えられた言葉を聞いて内容を理解する事も必要となります。
非言語コミュニケーションは、ジェスチャー、表情、視線、声のトーンなど、言葉以外で情報を発するコミュニケーションで言葉以上に大きな役割を果たします。
心理学者A.メラビアンの実験では、他人に与える影響の割合は、「言語情報」が7%、声の大きさや話す速さなどの「聴覚情報」が38%、表情や視線、仕草による「視覚情報」が55%と発表しました。人は相手の言葉と態度が一致していない場合、態度を優先して判断する傾向にあるようです。
2. コミュニケーション能力が高い人、低い人の特徴
◇コミュニケーション能力が高いと思われている人には、特徴があります。
- 「伝わる」ことを大切にしている
コミュニケーションは、相手が理解できるように「伝わる」工夫が必要です。例えば「伝えるべきポイントを明確にしておく」「伝わる言葉や話し方を選ぶ」などです。
- 聴くスキルが高い
「聴く」とは、単に耳だけで「聞く」のではなく、相手を否定せず、受け止める姿勢で「聴く」事です。「傾聴」とも呼ばれ、相手を深いレベルで理解できるようになり、信頼関係を構築しやすくなります。
- 身振り手振りや話し方なども意識している
身振り手振りを交えたり、話し方や話すスピードを意識したりすることも重要になります。言葉以外の情報も含めて、相手に伝わるような工夫ができると有効です。
- 相手に興味・関心を持つ
何よりも相手に興味・関心を持つことです。相手を知ろうとすると「詳しく教えてください」「どんな気持ちでしたか?」といった質問につながり、より深いコミュニケーションが生まれます。また表情や声のトーンの変化に気づき、相手の感情を敏感に受けとることができます。
◆コミュニケーション能力が低いと思われている人にも、特徴があります。
- 相手の話を最後まで聞かない
相手の話を途中で遮ると、不快感を与えてコミュニケーションが成立しにくくなります。
- ポイントが明確ではない
思いついたまま話してしまうと会話の目的や伝えたいポイントが明確でないため、内容が分かりにくくなります。
- 相手に興味・関心を持てない
興味・関心が持てないと、相手の話をしっかり聴く姿勢が持ちにくくなります。また興味・関心のない態度は相手にも伝わるため、有意義なコミュニケーションは生まれません。
- 相手の立場や状況を理解できない(しようとしない)
自分の立場ばかりを押し付けては、コミュニケーションにはなりません。相手の立場、状況を考え、理解しようとすることが大切です。
3. コミュニケーション能力を上げる方法
最後に「伝える」「聴く」を上達させるための方法をご紹介します。
伝える力を磨く
一般的に5W1H(When:いつ、Where:どこで、Who:だれが、What:何を、Why:なぜ、How:どのように)を使うとイメージしやすいと言われます。
仕事の報告、プレゼンなどは、PREP法がお勧めです。Point(結論)、Reason(理由)、Example(事例)、Point(主張の繰り返し)の順序で話すと分かりやすく簡潔に伝えらます。
また相手が理解できるように、専門用語をつかわず、例え話などを交えるのもいいでしょう。話の途中で「どう思いますか?」など相手の反応や理解度を確認しながら、会話の方向性を意識することも大切です。
聴く力を磨く
「傾聴力」を磨くには、「相槌や頷きを返す」「アイコンタクトで反応する」「相手の言葉をそのまま返すオウム返しをする」といったものがあります。
また区切りの良い所で「要するに○○と言う事ですね」と理解を伝えると相手が「聴いてもらえている」「分かってもらえた」と安心感を持ってもらえます。
その他に相手に話してもらう方法として、自分から情報を開示するという手段もあります。まずは自分がオープンに話すことで、相手が安心し、心を開いて話がしやすくなるからです。
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まとめ
コミュニケーション能力は、良好な人間関係を構築する上で重要となるスキルです。
「人には口が一つなのに、耳は二つあるのは何故か。それは自分が話す倍だけ他人の話を聞かなければならないからだ」との教えもあります。言語コミュニケーションだけでなく、非言語コミュニケーションも意識して、五感や心も使って、能力アップにチャレンジしてみてください。
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